今後のSEO対策はSEO対策をしないこと?コンテンツ型SEOのすすめ

時間の経過と共にスパム扱いされていく過去のSEO対策達。今は「コンテンツ型SEO」が主役の新たな時代です。今後私達はどんな記事を書いていけばいいのでしょうか?

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(photo credit: funkandjazz via photopin cc

こんにちは、菅原将です。

最近、過去のSEO対策をブラックなものとして扱う記事が増えてきました。その様子を見ていると、なんだか戦争後の戦犯のようですね。昔は良かったけど、今はダメ。これも時代の流れだと受け止めた方がいいということですね。

今後のSEOについて何が一番重要かというと、Googleが向いている方向を把握することです。

これまでは、自作自演の被リンク(サテライトサイトなど)構築、相互リンク、プレスリリース、有料で被リンクを購入する行為など、目に見える対策があり、それらは効果がありました。上位表示を取りたければ、それらの対策をしておけばそれでよかったのです。でも今Googleは「それらの対策は我々は求めていない」と明確にメッセージを発信するようになったのです。

今、業界中が今後の動きに着目しています。

 

今Googleが向いている方向とは?

SEO対策を効率的に行っていくためには、Googleの判断基準に従い、Googleが認めるコンテンツ提供の形を追求していくのがベストです。

今のGoogleは「優良コンテンツ」だけを提供するサイトを好みます。

例えば、こちらの記事を見てみてください。

この記事で注目すべきは以下の2点です。

  1. 質の低いコンテンツを削除したら、サイト全体の評価が上がり、検索流入が2倍になった
  2. Googleウェブマスター向け公式ブログ:良質なサイトを作るためのアドバイスには「なお、低品質なコンテンツがサイトの一部にしか存在しない場合でも、サイト全体の掲載順位に影響を与えることがあるということにご注意ください。低品質なページを削除したり、内容の薄いページをまとめて役に立つコンテンツに改善したり、もしくは低品質なコンテンツを他のドメインに移動させたりすることが、最終的に良質なコンテンツの掲載順位を改善することにつながります。」と記載があり、質の低いコンテンツはインデックスさせない方が良いと明言してある

この記事を読んで思ったことは『良いコンテンツを作れないと淘汰される可能性高い』ということです。

あ、この記事「Googleウェブマスター向け公式ブログ:良質なサイトを作るためのアドバイス」は上から、下まで全部読んだ方が良いです。

また、最近のSEO情報をチェックしていると、

  • 日本語ドメインは有利なのか?相互リンクは無益なのか?無料ブログからの被リンクは効果が無いのか?内容が薄くても毎日更新した方が良いのか?

など、こういった疑問を抱く人が多いようで、よく引き合いに出されているのがわかります。そしてそんな質問に対して、答えは決まってこうです。

「検索エンジン(Google)の目指している本質から目をそむけているから、それは考える意味が無い。それらはユーザーにとって役立つことなのか?」

これはどこのSEO情報をチェックしても同じです。共通の認識として捉えた方が良いです。

まとめると、検索エンジン(Google)が目指している本質は何か?というと、

「ユーザーに役立つ情報を提供すること」

だと言えます。

つまり、ユーザーの悩みを解消してくれる、優良コンテンツを提供するサイトやブログを好むということです。その反面、ユーザーを無視し、Googleを騙すようなことばかりするサイトは排除するということですね。

 

Googleはどうやって「ユーザー」に役立つ情報を見分けているのか?

すると、ついこんな疑問が浮かんできます。

「Googleはクローラーというロボットを使って、私達のサイトを見ているんでしょ?人が見ているならわかるけど、ロボットがコンテンツの良い悪いを判断出来るの?」

私は、このポイントを理解しておくことがとても大切だと思っています。

以前のGoogleは、コンテンツの人気ランキングを主に被リンク数で判断していました。なので検索順位を上げるには被リンク数を増やすことが大切だったのです。それで、どこもかしこも被リンク最強説で動いてきたんですね。

そして実際に被リンクを増やせば、上位表示が可能でした。なので相互リンクやプレスリリース、サテライトサイト構築などの手法がメジャーになっていったという歴史的(?)な背景があります。

しかし、この数年でGoogleは、

  • サーチ・プラス・ユア・ワールド
  • パンダアップデート
  • ペンギンアップデート
  • ページレイアウトアルゴリズム アップデート
  • EMDアップデート
  • 全ユーザーに対してHTTPS検索の導入
  • Google Authorshipの導入
  • ウェブマスター向けガイドラインの刷新
  • リンク否認ツールのリリース
  • バーティカル検索の変更
  • ナレッジグラフの実装
  • ハミングバードアップデート

と、様々なアルゴリズムの仕様更新を続けることで、コンテンツの良い悪いを被リンク意外の様々な指針を活用することで判断出来るようになってきました

なのでユーザーのためにならないような内容の薄いサイトで自作自演をする行為。ユーザーのためにならない相互リンクがある場合。ユーザーのためにならない記事。これらがあれば、記事はもちろん、サイト全体の評価までも下げるようになったのです。

質の低い記事をポストすると、サイト全体の評価も下がるとなるとホント恐ろしいですね(汗 つい、記事執筆も慎重になりますm(_ _)m

Googleの開発者は世界中から集められた超天才ばかりなので、この流れを防ぐことは出来ないと思います。何をやっても悪いことなら、それはバレます。

なので法の穴を突くような対策に時間をかけるなら、良い記事を書くことに時間をかけた方が超お得ということです。

 

SEO対策にお金を使うなら、それをそのままコンテンツ製作に使え!

こうやってSEOのことを調べていくと、必ず行き着くところがあります。それが、

「SEO対策をしないことがSEO対策じゃん!」

時代の移り変わりとは本当にこういうことが起こりますね。今まで月数十万円、数百万とかけてきたSEO対策もほぼ効果を発揮しなくなってきました。今後のSEO業界ってどうなるんだろ?という印象ですが、それでもSEO対策にはコンテンツ以外にも色々あるので、残り続けるとは思いますが(きっとSEO会社で売上激減しているところも多いはず)。

ただ、我々ブロガーやアフィリエイターにとってのSEO対策とは、SEO対策をしないことがキーワードになると思います。

そして売上がバカスカ上がってくるようになったら、SEOでは無く、コンテンツにお金を使うようにした方が良いということですね。

はっきり言えば、

良いコンテンツを提供するサイトには人が集まり続けます。

これまでSEOにかけてきたお金を優秀なライターを雇うお金にするとか、そういうことが重要になってきそうですね。

あ、ライターについてですが、良い記事を書けるライターってかなり少数派です。なので、採用前にSEOなどの専門テーマを何か書かせてみると良いです。そしてその時の情報の深さを見てください。深度が重要です。その結果を見れば、どの位のリサーチ力があるか、どの位のライティング力があるか、やる気があるかどうか、全部わかりますw

 

この記事を書くにあたってお世話になったサイト様

以下、この記事を書くために勉強させて頂いたサイト様です。めちゃくちゃ勉強になる記事ばかりなので、是非チェックしてみてください。

本当に素晴らしい記事をありがとうございましたm(_ _)m

 

まとめ

Webマーケティングの第一歩は優良コンテンツを作成することだ。

今後はそんなことが言われるようになりそうですね。既に「全ての会社は出版社であるべき」と言う名言を海外の有名マーケターが発信している位ですから、その流れは日本にも絶対にやってきます。

もしそうなったら優秀なライターが引き手数多になる時代が到来するかもしれませんね。

そんな時のためにも、とにかく文章は書き続けることをオススメします^^

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ABOUTこの記事をかいた人

19歳の頃に起業を目指す。上場企業を含む営業会社を3社経験、その後マーケティング会社の取締役を経験する。Webマーケティングの中でもDRMやインバウンドマーケティング、プロダクトローンチに精通し、ローンチ経験は14回、累計の売上高は10億円を大きく越え、現在はそれぞれの手法をMIXして売上を伸ばすことを得意としている。コピーライティングとマーケティングが専門分野。2015年6月株式会社ウェブエンジンを創業。