モヤっとする記事を優れた記事に変身させるWebライターなら知っておきたい文章構成5つのポイント

その文章。読者をモヤっとさせていませんか?

せっかく苦労して書いた記事です。できればたくさんの人に読んで貰いたいですし、リアクションも取ってほしいもの。記事を読み終えた後はコメントやシェア、いいねをしてもらいたいのが普通です。

そこで今日の記事ではモヤっとする記事を優れた記事に変身させたい場合、どのようなポイントに気を付ければいいのかをお伝えします。

「いいね」や「コメント」「シェア」がなかなか増えないという方は是非一度この記事を参考に新しい記事をポストしてみてください。きっと今までとは違った反応を得られるはずです。

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読みやすい文章=構成が出来ている文章

構成が出来ていないだけで、文章は分かりにくくなり、何が言いたいか伝わらなくなります。また構成のことが頭に入っていないと話が脱線しやすくなり、前置きも長くなりがちです。

文章構成とは記事を書く前に「どんな記事にするのか」を決めておくことです。

どのタイミングでどの話をするのか、書き出しはどんな話で、まとめで何を伝えるのかあらかじめ決めることを構成と言います。映画でいうところの台本といってもいいかもしれません。

この構成を作らずに(イメージせずに)書いた記事は書きながら次の文章を考えることになるので、どうしても読みづらくなってしまうのです。また構成がなってないと手直しするのも大変です…。

伝えたい事を伝えたい場所で伝える

文章構成を考える最大のメリットは「伝えたい事を伝えたい場所で伝えられる」ということです。

構成をしないとどこでそれが登場するかわからないので、読み手に情報がキチンと伝わらない可能性が高くなります。例えるならば主役の登場シーンに脇役が登場してしまうような感じです(緊迫したシーンもぶち壊しです)。もしそんなシーンがあったら盛り下がるうえに、見ていて疲れます。

そうならないようにWebライターは構成を考え、その通りに記事を書かなければいけません。そして伝えたいことを確実に伝えられるようにします。

言わなくて良い事は言わない

また、構成が出来ていると言わなくて良い事を言わなくなります。

構成のことを考えずに頭の中で文章を書いていると話が脱線しがちです。ひどいケースになると脱線した話がメインになったりすることもあります。メインの商品より、例え話で登場した過去の類似商品の方にスポットライトが当たっていたり…。実際にそういう記事も良く見かけます。

言わなくて良い事を言わないようにする。これも構成が出来ていれば防ぐことが出来るのです。

構成のパターンになぞって書くだけで読みやすく、レスポンスを得やすい文章がポンッと出来上がる!

というわけで、構成を意識すると文章は劇的に変わります。

先日文章力をUPする最大の秘訣は「書く」ではなく「削る」こと。最も削るべき4つのポイントをお伝えします」という記事でも書きましたが、余計なことを言わない短い文章ほど美しく読まれやすくなります。

構成を考えることは、

  • 「伝えたい事を伝えたい場所で伝えること」
  • 「言わなくて良いことを言わないこと」

この2点を同時に実践出来ることにもなるので、本当に文章はガラリと変わります。驚く人も多いはずです。

ではその構成についてお話していきましょう。具体的にどんなポイントを意識して書いていけば良いかお伝えします。私のおススメはこちら構成(パターン)を活用することです。

  1. 書き出し
  2. 概要
  3. 意見・主観・共感・親近感
  4. 証拠(納得)
  5. 結論

文章構成は5W1Hや起承転結、QUEST、AIDMA、PASONAなど色々なパターンがあります。ですが、ブログ記事に用いる場合はこの5つのポイントを抑えた構成パターンが良いです。私もそうしていますし、多くの人はこの構成が使いやすいはずです。

この構成をしっかり押さえておくと伝えたい部分が強調され、情報が読者に正しく伝わります。読んでる途中に「?」が出てくることも無くなります。その結果、読者からのアクション(いいねやシェア)を得やすくなるというわけですね。

それではポイント一つ一つを詳しく見ていきましょう。

1.書き出し(引きつけ)

ブログ記事で最も大切な部分は「記事タイトル」です。そして次に大切な部分がこの「書き出し」です。

アメリカのプロコピーライターの言葉に「全ての文章は次の一文を読ませるためにある」という名言があります。この言葉、本当にその通りです。書き出しがダメだと次の文章に繋がっていきません。後の文章がどんなに優れていても、メインでものすごいノウハウを公開していても、書き出しがダメだと読まれないのです。

ここでのコツは「読みたい!」と読者に思ってもらう事です。読者に読む必要性を感じてもらうことも大事ですね。

書き出しの注意点

書き出しの注意点は2つあります。

一つは大げさにしすぎないこと。読者に読んでほしいという気持ちがいくら強くても、最初に言った言葉とノウハウにギャップがあると読者の信頼を裏切ることになります。結果、リピートに繋がっていきません。それどころか「釣り」と言われてしまう可能性もあります。シンプルな言葉をチョイスしましょう。

もう一つは長くなり過ぎないようにすること。力を入れたいがために長くなりすぎるケースがあります。サラリと本題に入れるくらいをイメージしましょう。

2.概要

書き出しの後に来るのは概要です。これは本題に入る前の「まとめ」のようなものです。「この記事で伝えることは○○です」とはっきりと伝えることが大切です。

1つの記事で伝えたい内容が多い場合は箇条書きを採用するのもありですね。こちらの記事「Facebookで気づかぬ内に嫌われる投稿&行動35パターン」を見てもわかる様に、記事が長くなる場合は箇条書きを活用した方がスマートに見えます。

今見ているこの記事のように伝えたいテーマが一つの場合は、

そこで今日の記事ではモヤっとする記事を優れた記事に変身させたい場合、どのようなポイントに気を付ければいいのかをお伝えします。

のように、書くだけでも説明として十分です。この記事で何を伝えるのか、しっかりと言い切ることが大切ですね。

3.意見・主観・共感・親近感

次は意見を書くことです。ここでのあなたの意見が優れていると読者は共感や親近感を感じてくれ、結果的に最後まで読み進めてくれるようになります。

ポイントとなるのは「なるほど…」や「うんうん」「わかるわかる」と理解してもらうことです。ですので感情や人間味が表現されていると効果は上がります。この記事では「読みやすい文章=構成が出来ている文章」の部分が意見・主観にあたります。

個人的にはこの部分の表現が一番難しいと思います。毎回悩むところです…。

4.証拠(納得)

次に証拠を提示します。

例えば記事が商品レビューの場合はそのまま証拠を示すと良いですね。ダイソンの掃除機なら吸引力ですし、一眼レフカメラなら精密さや画素数、シャッタースピード。便利グッズなら便利であるその瞬間を見せます。そしてこれが納得を生むというわけですね。

この記事のようにコンテンツ記事の場合は「メイン」となる部分を書きます。今読んでいただいている5つのポイントがメイン部分です。コンテンツ記事の場合は証拠を用意しづらいので、コンテンツとして納得してもらえるように書くことが大切です。

5.結論

これまで書いたことをまとめます。結論はサラリと。ブログ記事なら最大でも5行程度でまとめると良いですね。

結論を書く意味は書き手も読み手もスッキリするからです。特に読み手は記事の途中で混乱したり十分に理解できなかったケースも中にはあると思います。そういった読者にはまとめでスッキリしてもらいましょう。そして次の記事に進んでいただきます。

以前、まとめを書いたVerと書かないVerで記事を見比べたことがありました。その結果、まとめはあった方が良いです。読了感に大きな差が生まれるのでまとめは書きましょう。

良い記事は構成が良い

特に感情が上手に表現されている記事は良いですね!私は喜怒哀楽の表現を文章に落とすのが苦手としているのでいつも四苦八苦してますが、上手い人の文章を見てマネるようにしています。また構成パターンの中の5つのパーツに配置する話も余計な情報をそぎ落とし、極限まで絞り込まれている記事は読みやすいですね。

最初は時間がかかると思いますが、慣れると楽になります。私も最初は苦労しましたが、今はほぼ何も考えずに最初はこの話。次はこの話。最後はまとめ…と流れるように書けるようになりました。

最終的には推敲・校正でがっつり整えるので、一回目は構成を意識しつつも思い切って書くことが大切です。

最後に全てを見直して整えれば必ず良い文章になりますから、周りの意見は気にせず書いちゃいましょう!

まとめ

良い記事は「書き出し」「概要」「意見・主観・共感・親近感」「証拠(納得)」「結論」の5つの構成で成り立っていることが多いです。

反対にモヤっとする記事はこのルールに反していることがほとんどです。なので構成を意識して、伝えるべき話を伝えるべき場所で伝えることを意識して書く。この基本ルールを守ることをおススメします。

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2 件のコメント

  • こんにちは。
    marumiと申します。
    構成、大切ですね。
    自分が何を伝えたいかが明確に分かっていないと読者の方には伝わらないですよね。
    勉強になります。
    読ませて頂きありがとうございました。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    19歳の頃に起業を目指す。上場企業を含む営業会社を3社経験、その後マーケティング会社の取締役を経験する。Webマーケティングの中でもDRMやインバウンドマーケティング、プロダクトローンチに精通し、ローンチ経験は14回、累計の売上高は10億円を大きく越え、現在はそれぞれの手法をMIXして売上を伸ばすことを得意としている。コピーライティングとマーケティングが専門分野。2015年6月株式会社ウェブエンジンを創業。