個人ブログから法人サイトまで幅広く活躍しているレンタルサーバー「エックスサーバー」。
一番安いスタンダードプランを使えば、1年で15,000円(税抜)で複数のウェブサイトを運営できるため、「これからアフィリエイトで大きく稼ぐぞ!」という人にもオススメできるレンタルサーバーサービスです。
過去にもエックスサーバーのレビュー記事を書いているので、興味ある人は是非参考にしてください^^
さて、そんなエックスサーバーですが今回は「処理可能なPV数」にフォーカスして、一体どれくらいのPV数に耐えうるのか調べてみました。1つのサイトで数百万PVは難しくても、複数のサイトを運営していたらPV数はかなりの数になりえますよね。どこまで負担をかけられるのかが個人的に気になりました。
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エックスサーバーの3つのプラン
まず、エックスサーバーのプランについて見ていきましょう。エックスサーバーには3つのプランが用意されています。
- X10プラン(スタンダードプラン):基本月額1,200円+消費税96円
- X20プラン(プレミアムプラン):基本月額2,400円+消費税192円
- X30プラン(プロプラン):基本月額4,800円+消費税384円
これら3つのプランの違いは、月額費用以外に「ディスク容量」「MySQL」「1日のデータ転送量」の3つです。これらの意味をしっかりと理解しておくことで自分のウェブサイトに合ったプランを選ぶことができるので、何気にしっかり知っておいた方が良いと思います。
ちなみにどのプランも12ヶ月、24ヶ月、36ヶ月の一括払いにするとかなり安くなります(X10は月200円~300円引き、X20は月400円~600円、X30は月800円~1,200円なのでかなり変わる)。サイトは長期運用が前提ですから、ランニングコストを考えると12ヶ月プランがオススメです。
では上の3プランの差となっている「ディスク容量」「MySQL」「1日のデータ転送量」の3つについて説明していきます。
ディスク容量
ディスク容量とは「ハードディスク上にデータを保存するスペース」のことです。
つまり、ディスク容量のサイズが大きければ大きいほど、たくさんのデータを保存することができるということです。その分費用も比例して高くなるので、運営サイトがどれくらいの容量を必要とするか、大体でよいのであらかじめチェックしておくと良いと思います。
ディスク容量を特に意識して選ばなければいけないのは、サイトのコンテンツで画像や動画をよくアップロードする場合です。画像や動画のファイルサイズは大きいため容量を使います。レンタルサーバーへ加入する前に確認しておきたいことの1つです。
ちなみにX10は200GB、X20は300GB、X30になると400GBまで対応しています。
動画についてはYoutubeを利用した方が確実に良いです。自社完結という選択肢もありますが、あまりメリットが無いです。Youtubeなら閲覧制限をかけてURLを知っている人だけが見れる機能などもあるので、動画を使う場合はYoutube一択で良いと思ってます。
MySQL(データベース)
MySQLとは世界でもっとも普及しているデータベースの1つです。
データベースとは簡単に言うと「集めた情報を整理して活用する場所」のようなものです。エックスサーバーでは料金プランによってこのMySQL(データベース)を利用できる数が変わります。X10は50個、X20とX30は70個まで使うことができるのです。
「データベースはそんなに必要なの?」と感じると思います。ここでは「1つのサイト=1つのデータベース」と考えればOKですね。ちなみに、エックスサーバーの最安値プラン「X10プラン」の利用可能なMySQLは50個です。なので最安値のX10プランで50サイトまで運営可能ということになります。十分過ぎる量です。
1日のデータ転送量
データ転送量とは「パソコンからサーバーに転送されるデータ」のことを指します。
少しわかりづらいですね。例えば今、読者さんがこの記事にアクセスしてこの文章を読んでいるわけです。それはつまり、「このサイトのサーバーが皆さんのパソコンへこのページを転送したから見える」ようになっているんですね。
ページを開く=データを受け取る
です。
このようにサイト訪問者のパソコンとサイトのサーバー間で転送されるデータのことを「データ転送量」といいます。…という仕組みになっているため「サイトへのアクセス(訪問者)が多ければ多いほどデータ転送量が必要になる」ということになります。
エックスサーバーのX10プランのデータ転送量は1日70GB(2017年11月現在)です。
もし、この限度を超えてしまった場合は制限が課される場合があるので気をつけたいところです。何らかの影響により、投稿したコンテンツへのアクセスが増加したときに制限がかかってしまうと、せっかくのサイトを広めるチャンスを逃してしまうからです。とてももったいないですよね。
プランを選ぶ際は1日データ転送量ではなく「月間PV数」で考えよう
3つのプランのうち、どれを選ぶかで重要な要素となるのが運営サイトの「月間PV数」になります。
ディスク容量やMySQLの2つについてはなんとなくでも自分で予想をたてられると思います。1記事あたりの画像利用数や文字数、将来的に何記事くらいそのメディアに投入するかで予測できます。
しかし、「1日の転送量」を把握するのは難しいです。なぜなら、サイトへの1日アクセス数というのは日々変動するものだからです。アクセスが変動すれば、1日のデータの転送量ももちろん変わっていきます。そのため、エックスサーバーのプラン選びの際にもっとも考えなくてはいけないのは転送量ではなく「運営サイトに月間でどれくらいのPVを呼び込めるのか?」になります。
「X10プラン」は月間300万PVまで処理可能?各プランの処理可能なPV数
X10プランでも月間250万〜300万PVのサイトは十分対応可能だと思います。あくまで目安として考えてほしいのですが、このくらいの耐久性を持っているといえます。月1,200円しかもレンタルサーバーという点を考えたらコストパフォーマンスは本当にすごいものがあります。
結局この日はバズったページが約38,000PV、その説明ページが13,000PV、ブログ全体で1日55,000PVとなって、次の日も約55,000PVでしたがエックスサーバーからはアクセス制限の連絡はありませんでした。引用元:パソ活ラボ|エックスサーバーのX10プランは瞬間的なアクセスと転送量にどれだけ耐えられるのか
まずX10プランですが、70GB/日の転送量はWPXレンタルサーバーの50GB/日に比べやや優れています。WPXクラウドと比べると、グレードD程度のスペックとなるので、想定PV数は250万/月程となりそうです。引用元:IT情報|エックスサーバー契約の目安となるPV(ページビュー)は?
検証済みの話は本当に参考になりますね!
そのため、もし月間PV数が250万以下なら、X10プランで考えてもよいと思います(というよりほとんどの人がX10プランで十分です)。
X20プランは「月間1,000万PV」X30プランは「月間1,500万PV」が限界目安
アクセスが増えてサイトが成長するにつれ、月間250万PVを超えていく場合もあると思います。そのような場合はエックスサーバーの上位プランへの切り替えを考えましょう。
「月間1,000万PV」まではX20プランで処理することは可能と考えられます。もしPV数が月間1,000万PVを超える場合は最上位プランのX30プランを検討していきましょう。X30プランでは目安として月間1,500万PVのサイトでも十分に機能すると思います。
基本的にはX10プランに加入して、月間アクセス数の伸びをチェックしながら上位プランへの変更を考える形がベストと言えます。そしてそのようにステップアップしたいものですね。本当に。
制限措置が課せられる場合も?注意するべき2つのケース
プラン別の1日の転送量の目安であるこちら。
この目安を超えてデータが転送されてしまうとエックスサーバーは該当サイトへアクセス制限をかけるとページに記載しています。これはサーバーを共有している他のユーザーのサイトへの配慮からだと思います。
そのため、制限措置がどのような場合に課せられるのかをあらかじめ知っておくことが大切です。代表的なケースは2つあります。これから加入する人はぜひ知っておいてくださいね。
1)800人〜1,000人のリアルタイムアクセスが続くケース
1日の転送量が70GBのX10プランでサイトを運営している場合、リアルタイムアクセス(同時アクセス)が800人を継続して記録していると「サーバーエラー」と表示され制限がかかる可能性が高くなります。
特に、TVやSNSの影響で記事がバズった場合にリアルタイムアクセスが急激に増加するため注意が必要です。画像などが多く貼られている重い記事では、転送量も多くなります。画像を多用するサイトでは、バズったときのことを想定して日頃から画像のファイルサイズを軽量化することが大切です。
2)複数のウェブサイトを管理しているケース
もう1つ注意しておきたいのが「エックスサーバーで複数のサイトを運営している場合」です。
それぞれのプランの1日のデータ転送量とは「運営サイトすべての合計の数値」です。そのため、各サイトのアクセス数をしっかりと把握しておく必要があります。少し放置がちだったサイトのアクセスが何らかの影響で増加して、力を入れていたサイトのアクセスまで制限されてしまうようなことも起こってしまう、その可能性はありえるかな…と。
もしサーバーダウンという表示が運営サイト上に出てきたら、メールボックスを確認してみましょう。エックスサーバーから「重要」と書かれたメッセージが届いているはずです。サーバーダウンに至った原因とその対策が書かれていますので、早い段階で対処していきましょう。
(※対処が終わったらエックスサーバーに「どのような対策を行ったのか?」という詳細とともに対策完了のメッセージを送らないと制限が取れないので要注意です!)
「キャッシュ系プラグインの導入」などの事前対策を
アクセス増加でサイトの認知度が高まる絶好のチャンスを逃さないためには事前対策が重要です。WordPressでサイトを運営している場合、おそらくキャッシュ系プラグインの導入がもっとも簡単だと思います。
- WP Super Cache
- W3 Total Cache
- Zen Cache
プラグインを導入する際は、キャッシュ系に限らず、適用しているサイトテンプレート、利用している他のプラグインやエックスサーバーとの相性などを考慮しながら導入するのがポイントです。間違えてしまうと表示高速化どころか、表示を遅くしてしまうリスクがあるからです。
また、キャッシュ系プラグイン以外にも「FastCGI」や「OPcache・APC」によるPHP高速化設定、PHP7への変更。どちらもエックスサーバーの機能のため、管理画面から設定が可能です。かなりの改善が見込めるため、ぜひエックスサーバー導入と同時に設定を行ってくださいね。
キャッシュ系プラグインはものによってヘッダーエリアにコードを自動で挿入するものがあります。するとそのプラグインを停止した時に画面が真っ白になる…ということも。私は確かHead Cleanerというプラグインで画面を白くした経験があります。。とにかく十分調べた上で活用してください。Wordpressの運営は自己責任なので不安な方ほど慎重に。
まとめ
今回の記事ではエックスサーバーの限界PV数についてまとめてみました。
「高速・高機能・高安定」の三拍子そろったエックスサーバーは数あるレンタルサーバーの中でもトップクラスの性能を持っています。運営を開始したばかりのサイトだけではなく、セミプロ、プロのブロガーでも月1,200円のXプランで十分すぎるくらいだということが今回わかりました。
本気でサイト運営で結果を出そうという情熱に燃えている人には絶対にオススメのサーバーがエックスサーバーですね。