メディア(ブログ)構築を始める際、とても重要なことがあります。
メインに位置づけるメディアのカテゴリー選定は「規制」のかからないカテゴリーを選ぶという事です。規制がかかりやすいカテゴリーで取り組んだばっかりに、ある日突然Googleの規制がかかり、検索結果に全く表示されなくなってしまうなんて絶対にイヤですよね?
それがメインのメディアだったら、目も当てられません。まずはスタート時点でGoogleから絶対に規制がかからないような安全なカテゴリーを選ぶことがとても大切なんです。
今回の記事では、なぜGoogleが規制をかけるのか?どんなカテゴリーが規制がかかりやすいのか?といったお話をしていきます。
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メディア構築で注意すべき「規制」の話
メディア運営をする中で最も警戒しておきたいことが「規制」です。
GoogleはこういったGoogle|品質に関するガイドラインを公開し、メディア運営者に情報をシェアしていますが、これに該当するケースはもちろんそれとは別に突然規制が強化されるケースもあります。
ユーザーに危害を与えたり、ユーザーをだましたり、ユーザーを助ける意図がなくお金を稼ぐことだけを考えているようなウェブサイトやページに対しては、低いPQ(ページクォリティ)評価を与え、ユーザーが検索した時、検索結果に表示させないよう「規制」をかける。実際は圏外に飛ぶことがほとんど。
このGoogleの検索品質評価ガイドラインは年々規制が厳しくなっているということを覚えておいてください。
どうして規制がかかるようになったの?
どうして、Googleが検索結果に表示するサイトやページに規制をかけるようになったかを理解するために、まずYMYLの話しから説明していきましょう。
YMYLとは?
誰でも簡単にホームページやブログを作れて、情報発信できる時代になったからこそ、Googleは検索ユーザーのとって重要な「幸せ」「健康」「富」に直接影響を与える内容を記載したページのカテゴリーを「あなたのお金・あなたの生活(Your Money or Your Life)」と定義づけました。略して「YMYL」です。
次のようなカテゴリーが「YMYL」と定義づけられるページ・カテゴリーです。
- ショッピングやお金の取引に関するページ
- 金融情報のページ
- 医療情報のページ
- 法律情報のページ
オンラインショップ・オンラインバンキングのページで、ユーザーが購入したり、お金を送金したり、支払をしたりすることができるサイト・ページが該当します。
転売・せどりなどのビジネスで、自分のサイト・ブログ内にユーザーが購入ができるぺージがあれば、このカテゴリーに入ります。
投資、税、老後計画、マイホーム購入、学費、保険に関するアドバイスや、情報を提供しているサイト・ページが該当します。
アフィリエイトで投資案件や保険案件を扱うとすれば、広告主ではなくてもこのカテゴリーに入るとみなされます。
健康、薬、特定の病気や症状、精神の健康、栄養に関するアドバイスや、情報を提供しているサイト・ページが該当します。
これにはアドセンスサイトなどの「子供の急な発熱!どうすればいい?」の様なページも含まれますし、「ダイエットサプリ」「便秘茶」などを扱うアフィリエイターのページも当然このカテゴリーと判断されます。
離婚、子どもの監護権、遺言書の作成、市民権のような内容に関する「法的アドバイス」や情報を提供しているサイト・ページが該当します。
ここにあげたのは、代表的なものですが、その他にも多くのYMYLとGoogleがみなしているカテゴリーがあります。GoogleはYMYLページに対して明確なページクオリティ評価基準を持っているんですね。
なぜなら質の低いYMYLページはユーザーの幸福、健康、富に対して悪影響を与える可能性が非常に高いと考えているからです。なので、YMYLカテゴリーとみなされるサイトやページは、質が低いと判断されると検索結果に表示されなくなってしまうのです。
YMYL系のメディアを作る場合は特に慎重に作るべきですね。
引き金を引いたWELQの実例
2016年にWELQという医療系の大手メディアが閉鎖に追い込まれました。原因は、医療に関して知識がない素人のライターを使い他サイトから著作権を無視した引用や医学的裏付けのない記事を多数掲載し、消費者の不安を煽りアフィリエイト商品の斡旋を続けていたんです。
当然のことながら、消費者から「掲載された記事の中に医学的根拠が不確かな情報や、著作権上の問題がある記事が多数含まれている」と批判・クレームが殺到。
WELQの運営元の株式会社ディー・エヌ・エー(DeNA)は、記者会見を開き、不適切な記事が多数掲載されていたことを認め謝罪。WELQもweb上から姿を消しました。
キュレーションメディアの問題点
WELQは医学的な裏付けのない記事を無責任に掲載していたことも大問題ですが、メディア運営の手法にも問題がありました。
WELQは「キュレーションメディア」と呼ばれる運営スタイル。キュレーションという言葉になじみがない方でも「まとめサイト」といえばピンと来る方も多いのではないででしょうか。
ある一定の切り口を設定して、その切り口にはまる記事を他のwebページから引用し、再編成する。というスタイルが「キュレーションメディア(まとめサイト)」の特徴です。
キュレーションメディアの運営手法は、コンテンツの大部分を、他サイトの記事から一部を抜き出し、引用掲載し、わずかな解説を付け足した程度の内容に、独自のタイトルをつけて公開しているものがほとんどです。
つまり、キュレーションメディアは、取材・調査・執筆にコストをかけずに運営することができてしまうのですが、元記事の執筆者やサイト管理者に許可を得ることなく転載していたのがWELQだったんですね。
これでは、元記事を書いているメディア側からすれば費用と労力を使って執筆した記事を無断で利用され、更にアクセスまで奪われてしまうのですから、著作権を侵害されたととらえるのは当然です。
WELQ事件をきっかけに、WELQほど悪質ではないとしても、キュレーションメディアの運営方法については、「結局は人の記事を盗んで、自分のメディアに持ってくる」わけですから、今後も大きくメスが入れられていくことは間違いないでしょう。
規制がかかるとどうなる?
上記WELQの例は「自ら謝罪をして、メディアを閉鎖」したという内容になりますが、こうしたWELQ問題を経て、Googleもユーザーの安全、信頼、利便性を守るために掲載基準の強化・規制を進めています。
特に厳しく品質がチェックされるのが上記のYMYLカテゴリーに属するwebサイト、記事コンテンツです。低品質と評価されると規制がかかり、検索結果に表示されなくなります。
よく「圏外に飛ばされる」という表現を聞いたことがあると思いますが、これはまさに、コンテンツ内容が低品質と評価されて、Googleから規制をかけられた状態のことを言います。
Googleから求められるクオリティとは
現在ではYahoo!もGoogleの検索システムを利用して、Yahoo!画面に表示しているので、事実上「検索の結果」は全てGoogleが決めている。という認識が必要です。
ですので、これからメディア運営に取り組んでいくのであれば、Googleが求めているクオリティ(品質)とはどのようなものかを知っておくべき必要があるのです。
E-A-Tとは
E-A-Tとは、
- Expertise(専門性)
- Authoritativeness(権威性)
- Trustworthiness(信頼性)
の3つの概念の頭文字を略した呼び名です。
GoogleがWebサイトのE-A-Tを判断する際に、ページとコンテンツのタイプ・内容、コンテンツの作成者、Webサイトの運営者情報など、全てを参考にすると言われています。
E-A-T は、GoogleがWebサイトやページの品質を評価する時に使う評価軸のひとつで、E-A-Tの内容が高く評価されれば、そのWebサイトやページの品質評価が高まって、検索結果の表示順位に反映されるという仕組み。
専門家とは?
Googleの定めによれば、ここで言う「専門家」とは、職業や地位を表すものではなく「その分野に精通して詳しい人」を指します。
例えば、釣りやキャンプ、スポーツといった分野なら、何年もやってきたベテランや趣味で続けてきて詳しい人が「専門家」。
医療関係の記事での専門家は「医師や医学博士、医療関係のプロとして認められる人」がGoogleの認定する「専門家」になると考えられます。
検索ユーザーにとって「本当に役に立つ」とは?
少し、難しい話が続いてしまいましたね。
シンプルに考えて、検索ユーザーにとって「役に立つ記事やメディア」とは「自分の知りたいことが分かりやすく書かれている記事・メディア」ですよね?また読んでいて楽しい、学びになる、などユーザーの欲求を満たせるメディアがユーザーの役に立つという事です。
もちろん、そこに求められる根底には書かれている内容に嘘がなく、専門性があり、信頼できるその道の権威が書いているとあれば申し分ありません。
僕らが目指すべきもの
堅苦しい内容が続きましたが、「我々が作っていくべきメディアの方向性」「カテゴリー」は具体的にどう考えれば良いのか?をお話します。
規制がかからない(かかりにくいと思われる)カテゴリーでメディア構築
冒頭でも触れましたが、せっかく頑張ってコンテンツを作っていくのですから、規制のかからないカテゴリーでメディアを構築することが大切です。
医療やお金、人の生命などに直接かかわる内容は避けて趣味やスポーツ、エンターテイメントといったカテゴリーでメディア運営をしていけば、Googleの規制を受ける確率はかなり低くなります。
あとは、どれだけコンテンツの品質をあげられるか?上記のE-A-Tを意識しながらメディア構築していくのが良いでしょう。
検索ユーザーが知りたい情報を記事にする
釣りやキャンプ、料理のレシピや温泉めぐりの情報など、メディアによってどんなカテゴリーを作っていくにせよ、情報を求めているユーザーが知りたい情報が分かりやすく、詳しく載っていることが大切です。
しかも、読みやすい記事とわかりやすい写真や図解を入れての説明など、検索ユーザーの「知りたい欲」をしっかり満たせるような内容を記事にしていけば、多くのユーザーから愛されるメディアを作ることができます。
自分の稼ぎよりユーザーの満足度を優先する
私は、ここが一番大事だと思っています。
メディアを構築しつつ、アフィリエイトで稼いでいく・・いや稼がせて頂くわけですから「検索ユーザーの役に立つ情報」「検索ユーザーの満足度」が最優先なのはビジネスとして当たり前です。
自分の利益を優先するようなメディアや企業は、遅かれ早かれユーザーから見放されて必ず淘汰されてしまうものです。
検索ユーザーの満足度を常に優先したメディア作りを続けていけば、結果はおのずとついてきます。ですから自分の稼ぎを優先するのではなく「まずは与えよ」の精神が大切です。
まとめ
せっかくメディアを構築するのであれば、多くのユーザーに喜んでもらえるコンテンツを増やしたいですよね。多くのユーザーに喜んでもらえて、作り手のアフィリエイターも、商品やサービスを提供する広告主もwin-win-winの関係になれるのがベストです。
そのためにも、メインメディアは「規制」がかからないカテゴリーで構築するのがとても大切。これからのメディア作りの考え方として意識が必要だなと思います。
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