Googleアドセンスで絶対にやってはいけない3つのこと

Googleによるクリック報酬型の広告配信サービス「Google AdSense(グーグルアドセンス)」は、利用規約が厳しいことでも有名です。

正しく利用しないとアカウントの利用停止や削除などの処分を受けることがあるので、注意が必要ですね。Googleアドセンスで取れるアカウントは1つですから、もし複数サイトでアドセンス広告を掲載している場合でアカウントが凍結されたりすると、その瞬間に報酬が0に…なんていうこともありえます。

そこで今回は、Googleアドセンスでしてはいけない3つのことを解説していきます。絶対的なルールですので要チェックです。さっそく見ていきましょう!

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1.自分でGoogleアドセンス広告をクリックする行為

Googleアドセンスでは、アドセンス広告がクリックされるだけで報酬が得られるため、安易に「自分でクリックしちゃえばいいじゃん!」と考える利用者も少なからずいるようです。

しかし、自分で広告をクリックする行為は、Googleアドセンスが厳しく取り締まっている禁止事項の1つ。

一度や二度の誤クリックであれば報酬が発生しないというだけで済むようですが、不正クリックが疑われると警告が来たり、最悪の場合アカウントが利用停止処分となることもあります。故意にクリックすることはもちろん、間違ってクリックすることがないように十分に注意しましょう。

SHO
誤クリックだとしてもGoogleアドセンス側は検知するようです。そして一度利用停止となるとそこからの復活はめちゃくちゃ大変。ミスの無いように注意したいところですね。

2.アドセンス広告へのクリックを誘導する行為

また、アドセンス広告の前後に「こちらの広告をクリック!」などの文言を入れたり、知人にクリックを頼んだり…といった、広告へのクリックを促す行為は禁止されています。

また、以下のようにコンテンツなのか広告なのか分からない紛らわしい掲載の仕方や、ユーザーが間違ってクリックをしてしまいそうなレイアウトにすることも禁止されているので要注意。順番にみていきましょう。

2-1.コンテンツ閲覧時のファーストビューの大半をアドセンス広告が占めている

コンテンツへアクセスして最初に表示される部分(画面を占める割合)をアドセンス広告が占めているようなレイアウトは禁止されています。

特にモバイル端末の場合、300×250(レクタングルサイズ)の広告配置はNG。スクロールしないとコンテンツを閲覧できないような配置にはしないよう注意しましょう。

2-2.ユーザーが誤クリックをしそうな場所へのアドセンス広告配置

 
メニューやリンクなど、サイトのコンテンツとアドセンス広告が重なるように配置したり、画像とアドセンス広告を関連付けるため並列配置する行為も禁止されています。また、アドセンス広告の周りのコンテンツをフォーマットに似せるなど、ユーザーが誤ってクリックをしてしまいそうな場所にアドセンス広告を掲載することもNGです。

コンテンツなのか、広告なのか明確に区別がつくようなレイアウトにしなければダメということです。やむを得ず誤解を招きそうなところに設置する場合には、「広告」「スポンサーリンク」などと明記しましょう。

3.禁止コンテンツを扱うサイトへアドセンス広告を設置する行為

Googleアドセンスには禁止コンテンツが定められています。アドセンス広告の設置先は誰が見ても問題のない、健全な内容のコンテンツであることが基本です。以下は、アドセンスポリシーに違反するとみなされるコンテンツ内容ですので、十分に注意しましょう。

3-1.わいせつ・アダルトな内容を取り扱うコンテンツ

最も厳しく規制されているのが、わいせつ・アダルトな内容を取り扱うコンテンツへのアドセンス広告掲載です。具体的には、

  • ヌード・ポルノ
  • 性的欲求を刺激するコンテンツ
  • フェチ・性的補助
  • 国際結婚斡旋・エスコートサービス・性的デートサイト
  • 露骨な性描写・過激表現
  • 性的な助言・性機能向上

などの内容を取り扱うコンテンツが挙げられます。

また、アダルトコンテンツの検索結果への広告設置や、外部のアダルトコンテンツへのリンク、コメントに性的な表現が含まれている場合でもポリシー違反になり得ます。故意でなくても、水着姿や露出の多い姿の画像を掲載しているだけでも違反になることもあるようです。

「基準がよく分からない…」という方はGoogle AdSense公式のヘルプページを見ると分かりやすいと思います。Googleアドセンスに取り組むならこのページは必読です。

以下はヘルプページから引用したアダルトコンテンツに関する記載です。

サイトのコンテンツがアダルトコンテンツに該当するかどうかの判断に迷う場合は、そのコンテンツを子どもに見せても問題がないかどうか、職場の同僚の前で閲覧しても恥ずかしくないかといった基準を目安にしてください。引用:AdSenseヘルプ|アダルト コンテンツ

子どもに見せても大丈夫か?職場の同僚の前や家族の前など、老若男女誰の前で見ても大丈夫なコンテンツか?を基準に考えれば、適切かそうでないかの判断は問題なくできますね。

3-2.著作権侵害にあたるコンテンツ

著作権侵害にあたるコンテンツへの広告掲載も禁止されています。

他サイトの記事内容をそのままコピーすることはもちろん、文章のほかにも著作権で保護されている画像・動画・音楽・文学作品などの取扱いに注意しなければなりません。例えば、アニメキャラクターや映画の画像を無断で掲載することも著作権侵害に当たる可能性があります。

3-3.アルコール・タバコに関するコンテンツ

ワインを除くアルコールに関連するコンテンツへの広告掲載も禁止されています。具体的には以下のようなコンテンツが該当します。

  1. サイトから直接アルコール飲料が購入できるページ
  2. 暴飲・飲み比べ等アルコールに関する危険行為を推奨するページ

ただし、アルコールを取り扱うバー・パブの案内、アルコール飲料会社がスポンサーのイベント案内、アルコールに関連する商品の宣伝(グラス・ビールサーバー等)、アルコール飲料の情報・製造方法などの紹介はOKとされています。

また、タバコやタバコに関連する商品の宣伝・販売を行うコンテンツ(タバコ、葉巻・巻きタバコ・電子タバコなど、タバコの関連商品を販売するページ)への広告掲載も禁止です。ただし、タバコに関連する商品の【販売を行わない】情報提供や、禁煙方法といった内容の情報提供を行うコンテンツはOKとされています。

なんだかややこしいですが、アルコールに関しては、対象のアルコールを直接購入できるサイトやアルコールに関連する危険行為を推奨するサイトはNG、タバコに関しては、タバコ・タバコ関連商品の販売を行うコンテンツへの掲載はNGという解釈で良いでしょう。

3-4.ギャンブルに関するコンテンツ

こちらはGoogleアドセンスに登録する国・地域によっても異なり、ギャンブルが合法となっている国であれば問題ないようです。

しかし少なくとも日本ではギャンブルは禁止されていますから、そのようなコンテンツにアドセンス広告を設置することはできません。また、ページ内にギャンブルに関連する広告を貼り付けることも違反になりますので気をつけましょう。

3-5.中傷的・差別的なコンテンツ

個人や集団に対する誹謗中傷、組織への差別的な内容を取り扱うコンテンツへの広告掲載も禁止されています。具体的には以下の通りです。

  1. 実際に危害を加えることを想定し個人を脅迫している、または他者へ攻撃の呼びかけを行っている
  2. 個人に対し名指しで誹謗中傷を行っている
  3. 自傷行為を推奨している
  4. 人種・民族・宗教・障害・国籍・性別など組織に対する人種差別や、それに基づいて他者に対し暴力的な行為を助長したり排斥を促している

以上は全て掲載禁止です。

3-6.暴力的・残虐的なコンテンツ

重傷を負うシーンやグロテスクなシーンなど、暴力的・残虐的な画像や映像を含むコンテンツに広告を掲載することはできません。

  1. 骨折を引き起こす行為が含まれる場面/電車・車にひかれる場面など重傷を負う場面
  2. 格闘動画を多く扱うコンテンツ
  3. 残酷な画像・動画を含むコンテンツ

また、重機・エアーガン・ナイフ・爆弾など人を攻撃する恐れがある危険物の商品販売や宣伝を行うコンテンツも禁止とされています。花火も爆発物と扱われていますので、注意しましょう。

3-7.危険ドラッグ・薬物を取り扱うコンテンツ

当然ながら、危険ドラッグをはじめとする薬物の宣伝や販売を行うコンテンツへの広告掲載も禁止されています。ただし、薬物依存のリハビリを奨励するコンテンツ、危険ドラッグの歴史に関する情報ページは許可されているようです。

処方薬・一般市販薬の取扱いにも注意が必要!

上記のような薬物だけでなく、処方薬や市販薬に関するコンテンツにも注意が必要です。

  1. 処方薬の販売を行っている
  2. ドラッグストアや薬局のオンライン販売ページへの誘導を目的としている

などのコンテンツにも広告を掲載することはできません。ただし、市販薬の販売や、処方薬や医薬品・サプリメントに関する情報提供を行うページはOKとされているようです。

3-8.ハッキングやクラッキングに関連するコンテンツ

携帯電話をはじめとする通信機器、コンテンツ配信システムに違法でアクセスできるソフトなどの紹介、著作権保護を回避する商品・サービスの紹介、YouTubeなどダウンロードが禁止されている動画のダウンロードを助長したり、可能にするコンテンツへの掲載は禁止されています。

SHO
アダルトや著作権、暴力系はわかりやすいので大丈夫と思いますが、エアガンは趣味でやっている人もいますし、アルコールが好きで世界中から取り寄せている人、葉巻が好きなど、その延長線でサイトを運営している場合はアドセンス要注意ですね。

まとめ:禁止事項を理解し定期的に確認して正しい利用を

それでは今回ご紹介した、Googleアドセンスでしてはいけない3つのことをもう一度まとめます。

  1. 自分でGoogleアドセンス広告をクリックする行為
  2. Googleアドセンス広告へのクリックを誘導する行為
  3. 禁止されたコンテンツへGoogleアドセンス広告を掲載する行為

うまく利用すれば、多くの広告収入を得ることも夢ではないGoogleアドセンス。このような禁止行為をすることのないようにしっかりと理解しておきましょう。

ただし、これらの禁止事項や仕組みは更新される可能性があります。「そんなルール知らなかった!」なんてことにならないよう、Googleアドセンスの公式サイトは定期的なチェックをオススメします!

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2 件のコメント

  • こんばんは。
    初めまして。
    ブログランキングから訪問しました。
    お若い頃から企業されていて素晴らしい方ですね。
    何事も禁止事項や決まりごとは付き物ですね。
    しっかり確認して、常識あるビジネスをしないといけないですね。

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    ABOUTこの記事をかいた人

    19歳の頃に起業を目指す。上場企業を含む営業会社を3社経験、その後マーケティング会社の取締役を経験する。Webマーケティングの中でもDRMやインバウンドマーケティング、プロダクトローンチに精通し、ローンチ経験は14回、累計の売上高は10億円を大きく越え、現在はそれぞれの手法をMIXして売上を伸ばすことを得意としている。コピーライティングとマーケティングが専門分野。2015年6月株式会社ウェブエンジンを創業。