【情報追加】数ヶ月以内に移行すると噂の「モバイルファーストインデックス」についての情報をまとめました

(※最新情報が出たため11月10日に記事をアップデートしました)

『モバイルファーストインデックス』という言葉をご存知ですか?

今回はSEO関係の話題をお届け。

先日、10月の中旬にアメリカ・ラスベガスでPubCon(パブコン)と呼ばれるSEO・SEMに関する世界的なカンファレンスが開催されました。その中で一番の話題となったのがこの『モバイルファーストインデックス』です。数ヶ月以内に移行する計画があるとGoogleが発表しました。

【参考記事】2016年11月5日:Google公式「モバイルファーストインデックスに向けて」

『モバイルファーストインデックス』はGoogleが検索順位を決める時に、パソコン用ページではなく、モバイル用ページをメインとする大きな変更です。そのためSEO業界ではかなり大きな変化として話題・議論となっています。

では今後その変更がどのような影響をもたらすのか?今回この記事でポイントを分かりやすくまとめました。アフィリエイター、Webマスターの方は是非チェックしてみてください。

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これまでの中心はパソコン。これからの中心はモバイル。

もしモバイルファーストインデックスのことを友人や仲間に説明するのなら「これらからの中心はモバイルということ」と言えば良いと思います。

視聴者行動分析サービスを提供しているニールセンや、各社のデータを見ても分かる通り、そして前々から言われていた通り、検索サービスを使うユーザーがモバイル経由がパソコン経由を上回りました。またパソコン経由は年々減少傾向にあり、モバイル経由が年々増加傾向にあります。

今回Googleがこのような発表を行ったのもこのような背景があってのことだと思います。モバイル経由が多いなら、モバイルを優先にしようとするのは自然な流れですよね。

では改めてモバイルファーストインデックスについて説明していきます。

モバイルファーストインデックスって何?

この記事の冒頭で説明した通りで、モバイルファーストインデックスとは「Googleの全ての検索結果をモバイル用ページでの評価を基準に順位を決める」というものです。

これまではパソコン用ページの評価が全てでした。そのため、パソコン側の検索結果がモバイル側にも同じように使われていたのです。話によるとモバイルの評価が全く評価されていなかったわけではなく、1番手がパソコンページの評価で、2番手がモバイルページの評価ということでした。

それが今回逆になり、モバイル用ページでの評価が1番手、パソコン用ページの評価が2番手になるとのことです。

『モバイル向けページがプライマリ(主要な)になり、PC向けページがセカンダリ(二次的な)になります。』

海外SEO情報ブログ様より引用

WEBサイト運営において、またアフィリエイトでより多くの報酬を得たいのであれば、一人でも多くの見込み客にサイトを見てもらうことが重要です。利用人口が増え続けるモバイルへの最適化が、今後のWEBサイト運営においていかに重要であるかが分かりますね。

モバイルファーストインデックスの注目ポイント

では次に細部を見ていきたいと思います。以下の箇条書きは海外SEOブログ様の「Google、モバイルファーストインデックスの導入予定を正式発表。スマホ向けページを検索の評価対象に。SEOへの影響は?」を参考にまとめさせて頂いたものです。

順番に読んでいくだけでモバイルファーストインデックスの概要がわかるはずですので、是非チェックをオススメします。

  1. モバイルファーストインデックス導入は数ヶ月先の予定
  2. レスポンシブデザインや動的配信サイトで、PC用とモバイル用の大部分の情報が同じならば、特に変更する必要はない
  3. モバイル(スマホ)用ページがないと検索順位に影響を受ける。その場合はモバイル版サイトの追加対応が必要になる
  4. パソコン向けページのランキング要因は、今後かなり低くなる見込み
  5. モバイルページで情報(コンテンツ)を省略していると、その情報に関する検索順位は下がる可能性がある
  6. サイドバーの省略であれば、基本的に評価は変わらない
  7. AMPを導入している場合、AMPに関する変更はいらない
  8. 通常のSP(スマートフォン)ページとAMPページがある場合は、SPページが検索順位の評価要因になる
  9. UX(ユーザーエクスペリエンス)のためのアコーディオンはそのままでも大丈夫。モバイルページ内の情報内容をアコーディオンで隠していても、その情報はモバイルファーストではしっかり評価する
  10. rel=”canonical”関連の変更はWEBマスター側では不要。Google側で対応する。PCページに向けたrel=”canonical”はそのままで良い。異なるURL構成であっても、rel=”canonical”とrel=”alternate”を入れ替える必要はない
  11. リンクに関する影響は、現在進行中でまだ正確な事は分からない
  12. レスポンシブデザインでも、構造化データはモバイル用とPC用の両方に必要
  13. PCとモバイルは完全に同一でなくても大丈夫
  14. モバイルページが無くても検索結果には出て見つけてもらえる
  15. PCとモバイルで2つのデータベースを作るわけではない。DBは1つ
  16. モバイルファーストインデックスの実験は、スマホ検索とPC検索の両方に影響がある
  17. Hreflangの設置はこれまで通りパソコン向けページで大丈夫

ということで、大枠は決まってきているものの、まだ細部は詰めきれていないという印象を受けます。GoogleによるとMFI(モバイルファーストインデックス)は小規模テストを繰り返し、問題無いと言えるようになった段階でリリースするとのことでしたので、我々はその経過を見守りつつ、対策出来ることは対策し、あとは待機するしかないですね。

モバイルファーストインデックスが実行されるまでやるべきこととは?

ではこの優先順位の変更によって具体的に何が変わり、我々Webマスターは何に注意しておくべきでしょうか。

SEOにちょっと詳しい人ならパソコン主要からモバイル主要への移行って大きな話題ですよね。私も気になってあらゆるサイトの情報をチェックしました。

その結果、最も話題に上がっていた部分で知識少なめの方でも対応出来るのが以下の3点です。

  1. パソコンとモバイルのコンテンツに差があり、モバイルの方が薄い場合は修正した方がいい
  2. モバイルフレンドリーに対応していない場合は対応した方がいい
  3. レスポンシブデザインになっていない場合はレスポンシブに変えた方がいい(今さら?)

最低でも上の3つはチェックしておくことをオススメします。

海外SEOブログの鈴木さんは、この他にも「リンクはどうするのか?」「モバイル側の構造化データをカットしている場合の対応」などを問題として取り上げていますが、この部分はGoogleの発表を待たないと何も出来ない部分です。なので上の3つだけは対応しておき、あとは発表がされてからの対応で十分です。

おそらく、最近Wordpressを始めた方はみんなレスポンシブだと思いますし、パソコンとモバイルを分けてコンテンツ配信…なんて最初の段階でやるわけないですし、テンプレートを使っていればモバイルフレンドリーにもなっているはず…。なので運営開始から月日が浅い方は特に何もする必要ないです。これまで通りです。

より詳細を知っておくために、こちらもチェックしておくことをオススメします!

この記事を書く前に参考にさせていただいたサイト様をご紹介しておきますので、あわせてこちらもご確認下さい。全て読むことで深いレベルで理解出来るはずです。

「DBを分ける話ではない」ということについて

この発表がなされた後、DB(データベース)を分ける、分けないでWeb上で議論が活発になっていました。

SEO経験の浅い人がこれを聞くとチンプンカンプンだと思います。これをわかりやすく説明すると「検索アルゴリズムをパソコンとモバイルで分けるか、わけないか」で議論されていたということです。

モバイルにはモバイルの検索順位が表示され、パソコンにはパソコンの検索順位が表示されるのか?それともそうじゃないのか?という話です。

結果、わけるわけではなく、前述の通り評価の1番手はモバイル、2番手がパソコンで、連動しているということです。そしてモバイル側もパソコン側も基本的には同じ検索順位で表示されるとのことです。

導入時期はいつになる?

今回のGoogleの発表時点では、数ヶ月以内に導入する予定であるとアナウンスしています。現時点においては計画段階のものであり、正式に導入されている訳ではありません。また正式な日時も現時点では公表されていません。

これくらい大きな話題ですので、Googleから公式発表があるでしょう。その発表を待つのみです。

まとめ

とにかく、現状は移行計画中とのことですので、まだ実行に移されているわけではありません。その公式発表を待ち、発表された後、必要があれば各所で確認と修正作業をするというイメージで良いと思います。当サイトもそれまでは得に何もしない予定です。

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ABOUTこの記事をかいた人

19歳の頃に起業を目指す。上場企業を含む営業会社を3社経験、その後マーケティング会社の取締役を経験する。Webマーケティングの中でもDRMやインバウンドマーケティング、プロダクトローンチに精通し、ローンチ経験は14回、累計の売上高は10億円を大きく越え、現在はそれぞれの手法をMIXして売上を伸ばすことを得意としている。コピーライティングとマーケティングが専門分野。2015年6月株式会社ウェブエンジンを創業。