最近話題のプロダクトローンチって一体何なの?どういうビジネスモデルなのか解説しようと思う。

『プロダクトローンチ』という言葉を知ってますか?

プロダクトローンチとは情報コンテンツを販売するインフォ業界で数年前から積極的に取り入れられているマーケティング手法です。

初めてこの言葉を耳にしたのは約5年ほど前です。今では毎週のようにプロダクトローンチのキャンペーンが行われていますね。プロダクトローンチは非常に強力な手法で、通常のやり方では考えられないほどの売上を生み出すことができます。

そこで今回は、プロダクトローンチを知らない方に向けて今ネットビジネスの主流になっているこの手法の仕組みや特徴を解説していきたいと思います。

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爆発的な収益を生み出すプロダクトローンチとは

プロダクトローンチとは、現在ネットビジネスで使われている手法の中で、最も大きな成果を生み出せる手法だと言われています。

プロダクトは「商品」、ローンチは「立ち上げる・公開する」。直訳するとプロダクトローンチは「新しく商品を公開する」という意味になりますね。プロダクトローンチの生みの親はジェフ・ウォーカーという方で、その方が販売している「プロダクトローンチ・フォーミュラ」がこのマーケティング手法の権威です。

より詳しく学びたい方は一度ググってみてください。

プロダクトローンチは商品を公開するという意味

(商品開発、集客、コンテンツ提供、販売までの全てがプロダクトローンチ)

この手法が登場する前は、セールスレターと呼ばれる縦長の販売ページに誘導して、商品のクロージングをかけていました。今もこの手法がメジャーですが、年々プロダクトローンチという仕組みを使っての販売が増えてきている状況です。

セールスレターは、商品の販売・クロージングに特化しており、ユーザーに商品を購入してもらうために様々な要素が盛り込まれています。

キャッチコピーで見込み客の目を引き、サブヘッドやストーリー性のある導入でさらに引き込んでいきます。そこから興味づけや購買意欲を掻き立てる文章を盛り込み、推薦者の声や実践者の声で信用度を上げ、最後に限定性や緊急性を出して、クロージングを行います。

ザックリと書きましたが、このような流れで出来ているのがセールスレターという販売ページです。一昔前は、セールスレターが情報販売の主流となっていました。

セールスレター

(セールスレターがあれば、そのページ一枚で多くの方に商品の魅力を伝えることが出来る。インフォ業界では「出来の良いレターを作り、そこにただひたすらアクセスを流せ」が合言葉のようになっていた)

しかしマーケティング手法というのは、年々形を変えて進化していきます。それこそ凄まじいスピードで。

近年では、セールスレターに盛り込まれている要素を「輪切りに(分割)」して、ステップメールで小出しにしてユーザーを教育していく手法が主流になっています。セールスレターのようにいきなり売り込みはかけずに、時間をかけて見込み客を教育して、成約率を極限まで高めていく。購買意欲が最大限まで高まったタイミングで、見込み客に対してクロージングをする。

これがプロダクトローンチの基本的な考え方になっています。

先ほどもお伝えしたように、プロダクトローンチでは、見込み客の購買意欲を最大限まで高めた上で商品を販売します。ストーリーを作り込むことで、見込み客は「商品が欲しくてたまらない!」「販売開始日が待ちきれない!」という心理状態になりやすくなります。

そんな中で商品を販売するので売上は短期間でドカンと上がります。

プロダクトローンチはどれくらいの期間でどれくらいの売上を作れるのか?またどれくらい見込客を集めるのか?

では気になるプロダクトローンチの期間と売上高です。

最近の主流は集客から販売までの期間が14日~20日というタイプのものが多いです。集客したタイミングから数えて大体2~3週間後にセールスするということです。ですからスタートから売上発生までは最短2週間ということになります。非常にスピーディーです。

スピーディーに売上が上がる

(プロダクトローンチは異常なほどスピーディーに売上を上げることが出来る)

もちろん全ての素材がそろった状態(LPやステップメール、動画などのコンテンツ類、最終的に誘導するセールスレター)でスタートするので、そのスタートまでに膨大な量の準備が必要なのは言うまでもありません。そしてこの準備が猛烈に大変ということはここに書いておきたいと思います。

また、プロダクトローンチの最大の特徴は集客のステップ。そのスピードと勢いにあります。

プロダクトローンチは大きく分けて「準備」「集客」「コンテンツ提供(共感やラポール)」「セールス」の4段階でステップが進んでいきます。この中でも抜きん出てプロダクトローンチが凄いのは「集客」です。

流れとして、まず主催者がキャンペーンを発表します。そして同時にアフィリエイターを動員するための企画を立ち上げます。オプトインランキング1位に50万円!2位は30万円!3位は10万円!というイメージでアフィリエイターを盛り上げます。

見込客1件の獲得単価は一般で800円~1,200円。VIPで1,000円~3000円。

結果どうなるかというと…約2週間ほどの集客キャンペーンで20,000件~30,000件のオプトインリストを獲得することになります。東京ドームの定員が約50,000人ということを考えると、30,000人がいかにすごい数かわかると思います。しかもその30,000人は、商品に興味がある30,000人です。

ちなみに約1年前に開催されたキャンペーン「マスターマップ」では有効リスト約8万件でした。このような凄い成果を残す企画もあります。

2週間で30,000人の集客!

(2週間という短期間で2~3万人規模で集客出来てしまうのがプロダクトローンチの本当の凄さ)

そして集まった数万人の見込客に「コンテンツ提供(共感やラポール)」「セールス」を行います。結果、数億円の売り上げがあがります。扱う商品やカテゴリなどによって見込客獲得単価や売上高は大きく変わりますが、大きな売上になることに間違いはありません。

私が耳にした最高数字は20億円という話で、驚異的です…。

しかし3億円、4億円という億単位の数字がわずかな期間で売り上がることを考えると、一般的なマーケティング手法ではありえないことがわかるはずです。そのような常識外れの結果が、プロダクトローンチでは実際に起こっています。プロダクトローンチが活用できる分野は多岐に渡っており、稼ぐ系の情報ビジネスだけではなく、最近は様々な業界で活用され始めていますね。

これが今のプロダクトローンチの状況です。

プロダクトローンチの流れ

それでは、プロダクトローンチの流れについても解説していきます。

STEP1:ランディングページ(LP)にアクセスを流す

まず、プロダクトローンチの入口になるのが「ランディングページ(LP)」です。ランディングページにアクセスを流して、メールアドレス(リスト)を獲得していくことが重要になります。

多くの場合は、アフィリエイターに協力を要請し「1リストいくら」という形でリストを獲得していきます。これが無料オファーの案件にも繋がってくるということですね。

プロダクトローンチに力を入れている会社は、より沢山のリストを集めたいと考えていますから、1リストあたりの報酬単価も高額です。最近では1リスト800円~1500円が相場価格でしょうか。つまり、1万リストを集めるとアフィリエイターへの報酬だけで1,000万円は必要ということです。

この金額を聞いただけで、相当な資金力がなければプロダクトローンチを行うのは難しいことが分かりますね。力のあるアフィリエイターに協力してもらえると、一気に数万件のリストが集まりますから、それに応じた広告費が必要ということになります。

STEP2:ステップメールと動画でコンテンツ提供

ランディングページからメールアドレスを登録してくれた見込み客に対しては、ステップメールと動画を順番に届けていきます。このステップは最も神経質になるところです。

ステップメールの作り込みから、動画の完成度、ストーリー全体を通して言いたいこと、全てを緻密に考えて展開していかなければなりません。さらに最近では、動画を公開するためにWordPressなどのブログを用意して、動画を視聴した感想などをコメント欄に書いてもらうというやり方も流行ってきています。

プロダクトローンチはダイレクトレスポンスマーケティングの概念がベースになっているので、お客様に「レスポンス(反応)」してもらうことで、より購買意欲を上げていくわけです。

こうして解説していくと、プロダクトローンチがどれだけ綿密な戦略の上に成り立っているのかがご理解頂けると思います。

STEP3:販売ページ(セールスレター)に誘導

次のステップでは、十分に教育をした見込み客を販売ページに誘導していきます。

教育が成功していれば、販売ページに誘導する段階で見込み客の購買意欲は最大限に高まっています。その状態で売り込みをかけるので、高確率で申込に至ります。

STEP4:アップセル(ワンタイムオファー)

プロダクトローンチで億を超える売上を出している会社は、商品を購入したお客様に対して「アップセル」を用意していることが多いです。

アップセルとは、お客様が購入した商品よりも、同一系統で高いグレードの商品をオススメして販売していく手法のことです。

例えばオンライン塾を販売したとして、その購入者に「講師からの直接コンサルティング」などのさらに付加価値の高いサービスを提供するのです。すでに信頼頂いているお客様に、同一系統のハイグレード商品を勧めるわけですから、当然購入する確率は高いです。

それによって売上が一気に1.5倍から2倍まで膨れることもありますから、アップセルは行った方が良いと言われていますね。

プロダクトローンチのメリット

プロダクトローンチのメリット

短期間で圧倒的な収益を出すことができる

プロダクトローンチの一番のメリットは、短期間で爆発的な収益を生み出すことができる点です。

現在ネットビジネスにおいて、最も高収益を出すことができる手法と言っていいでしょう。業界トップクラスになると、10億円以上の売上を出す方もいます(本当にごくわずかな人達ですが)しかし一昔前に比べると、プロダクトローンチもきちんとした準備と手順を踏まなければ、高い成約率は出なくなっています。それぞれより高いレベルの品質が求められています。

プロダクトローンチのデメリット

プロダクトローンチのデメリット

広告費を回収できないリスクがある

通常プロダクトローンチは莫大な広告費を投じて、リスト(メールアドレス)を集めていきます。数百万円レベルの広告費はあたり前で、場合によっては数千万円レベルの広告費を投じてリストを集めていきます。

売れる企画を考えて、きちんとした手順で行わなければ広告費を回収できずに赤字になることもあり得ます。しかも赤字の額が桁違いです。プロダクトローンチによる損失が原因で倒産する会社もあるくらいですから、リスク面も理解した上で取り組む必要があるでしょう。

一人で行うのは極めて難しい

プロダクトローンチという手法は、一人で行うのは極めて難しい手法です。

製品開発、企画、ページ制作、ステップメール作成、動画撮影、お問い合わせへの返信、アフターフォローなど。やることが膨大にあります。そのため個人でプロダクトローンチを行うのは、現実的ではないと言えます。通常は、プロダクトを持っている会社とマーケティングを担当する会社が役割分担して、プロダクトローンチを行っていることが多いですね。

まとめ

いかがでしたか?プロダクトローンチは、現在ネットビジネスにおいて最も爆発な収益を出せるので、破壊力だけを考えたら最強の手法と言っても良いと思います。

しかし、相応のリスクがあることも理解しておきましょう。実際問題、莫大な広告費を投じても回収できずに大きな損失を出すローンチ会社もありますからね。私もアフィリエイトを長くやっていると「あれ?最近あのローンチ会社の名前を見かけないけど、どこにいったんだろう」ということは頻繁に起こっています。

正直、個人でアフィリエイトをしていると、あまり縁のない手法だとは思いますが。しかし無料オファー案件を扱う場合、プロダクトローンチについて理解があると、どの案件に取り組むべきかが見えてきます。知識として知っておく分には役立つことが多いので、参考にして頂けたらと思います。

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ABOUTこの記事をかいた人

19歳の頃に起業を目指す。上場企業を含む営業会社を3社経験、その後マーケティング会社の取締役を経験する。Webマーケティングの中でもDRMやインバウンドマーケティング、プロダクトローンチに精通し、ローンチ経験は14回、累計の売上高は10億円を大きく越え、現在はそれぞれの手法をMIXして売上を伸ばすことを得意としている。コピーライティングとマーケティングが専門分野。2015年6月株式会社ウェブエンジンを創業。