私の人生の恩人の一人である伊勢隆一郎さんが処女作「お金と時間と場所に縛られず、僕らは自由に働くことが出来る」を出版されました。もちろん購入し、読破しました。
こんにちは、菅原将です。
「好きでもない企業に勤め、嫌いな上司の言うこと聞き、自由な時間を犠牲にしてまで働くのが男」という昔の価値観は今の時代に合っていません。今はやろうと思えば自由に働くことが出来るのです。でもまだ多くの人達は「自由に働ける」ということを知らないまま。まさに知ったモノ勝ちという状況です。
そこで自由に働くためにはどうすればいいのか、この本を読んで考えてみたいと思います。
●「自由でいいんだ」ということを理解する
日本は「自由」という言葉に差別的です。
文化、風習、先人、全てが差別的で否定的です。だから私達は子供の頃から「20歳になったら働く」「会社に勤める」「家業を継ぐ」という価値観でこれまで人生を過ごしてきました。
しかし、これは“自由を排除するやり方”のように感じるのです。
教育で洗脳している感覚です。
今の時代やろうと思えばいくらでも自由な生活を送れます。私の友人も何人も自営業、または一人社長として活動し、家族4人を食わせるだけの十分な収入があります。そんな人達は決まって周りを気にしていません。なぜなら、周りの人たちは自分達を食わせてくれないからです。
私達が今理解すべきは「自由で良い」ということ。会社に身を投じ、全てを犠牲にする必要などない、ということです。
●究極の理解
ビジネスの基本は相手の悩みを取り除くこと。その対価としてお金を頂くのです。
だから自由に働くスタイルを手に入れるには「相手を理解する」ということからスタートします。相手が何に悩み、どんな問題を抱えているのか、そして既に解決した人はどうやってその悩みを解決したのか。全て把握する「究極の理解」を優先することで自分のビジネスを軌道に乗せます。
ブログにしても、記事一つ書くために、どれくらい考えられるかが重要です。
- ここは図解の方が良い
- この表現は混乱を招く
- この「、」は無い方がスムーズ
- このタイミングで写真を入れ、休憩してもらいたい
などと、どこまでお客さんのことを考えられるかがビジネスの成否を握るのです。
常にお客さん目線に立つこと。
それがビジネスで成功するための秘訣なのだと、改めて感じました。
●テクニックはマインドから派生する
よく「稼ぐためのテクニックを教えて欲しい」と言う人がいます。
しかし、そういう人は物事の本質をキチンと理解せず、目先の結果だけを求めていることが多いです。成功している人から見たら、その人のその行いはかなり痛い感じだと思います。
テクニックはマインドから派生するものです。
例えば、
- メルマガは1日N通送ると良い
- 書き出しのすぐ下にURLを入れると反応が上がる
- フッターにプロフィールを入れるとファン度がアップする
など、挙げればキリがありませんが、これらは確かに全てテクニックです。しかし、大本にあるのは「お客さんを大切にする」「お客さんにこの商品を本気で紹介したい」と思う姿勢と熱意にあるのです。その姿勢さえあれば、テクニックは自然と生まれ続けるのが普通です。
成功している人や成功哲学本ではあまりテクニックの話をしてくれません。それはテクニックはマインドから派生するものと捉えているからだと思います。
この本では「もし、本気で成功したいならテクニックよりマインドを重要視して欲しい」ということを語ってくれていて、凄く安心感を感じます。
●1年に2,3回の仕事で、残りは自由に働く
「自由に働く」とは発想の転換が必要です。
これまで朝8時に会社に行き、夜9時まで働く、それが普通だと考えている人にとってはかなりのパラダイムシフトが起こるのがこの本の力です。
この本の中で紹介されている方法は年2回3回と言わず、たった1回の企画で売上を作り、そしてそれ以外の時間を自己成長や、次の企画構築のために時間を使うことを推奨しています。
つまり、1ヶ月間位を労働時間にし、残りの11ヶ月は自由時間なのです。
日本人には中々思い浮かばない思考法ですが、実は徐々に浸透し始めてきています。最近はこのようなやり方を推奨する企業も増えてきているのです。
- ZOZOTOWNは6時間労働制を導入
- 伊藤忠商事は早朝勤務を推奨し、退社時間を早める活動へ
など、これらは企業だからこそ最低n時間という制限を設けていますが、個人で考えたら、自由は目の前にあるのです。プロブロガーという職業が誕生している時代なのですから。
そもそもフランスだけで見れば、2002年に週35時間を法定労働時間に制定した程で、1日3時間労働とか普通にあるのです。やろうと思えばいくらでもできる事がわかります。
●究極の理解を手に入れるための4ステップ
作者の伊勢さんが人生で最も重要であり、「人生の宝物」だとしている究極の理解を手に入れるためには4つのステップがあります。
第一に感情、第二にキャラクターの考察、第三に手紙、第四に探検です(丸写しではなく、私が要約しています。本の表現は若干違います)。このステップを減ることで相手の心情、悩み、問題の大部分を理解出来るようになるとこの本では話をしています。
確かに、この世の中、経験豊富な人程、相手を理解する力を持っていると思います。
通常、経験を積むためには時と環境、運が必要です。しかし、この本のメソッドを活用すれば、疑似体験できるためにスピーディーに経験を積むことが可能です。
ドラゴンボールの精神と時の部屋のようだな…と私は思いました。
「自由に働く」というスタイルを目指したい人は、この書籍をじっくり読んでみることをオススメします。
まとめ
実は私は、この本の著者である伊勢さんと、そして本の中に出てくる村上さんとは深い面識があり、一時期毎日のようにメールでやりとりをしたり、深いテーマの時はスカイプで話をしたこともあります。
だからこそ言えることですが、私は伊勢さんと村上さんの人間性が凄く好きです。
兄貴に近い思いやりを持ち、冗談あり、笑いあり、そして大切な部分では厳しく接してくれる、愛情たっぷりの方々です。
この本は是非読まれることをオススメします。きっと多くのことを学ぶことが出来るはずです。
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