今回はPhotoshopの基本とも言える人物切り抜きについて、そのやり方をご紹介します。
人物や物体の切り抜きが出来るようになるとアフィリエイト用バナーを作る時や、CTA(コールトゥアクション)用のリンク画像を作る時にその幅がグンと広がります。早い段階でこの技術は身につけておきましょう。
また、切り抜きの技術は一度身に着けてしまえば今後長く活用し続けることが出来ます。全てを独学でやってきた私にとって切り取りは苦手で敬遠していました。。。そしてそのおかげで長い間、ごまかしでやってきたという背景があります。そんな私のようにならないよう、今回の記事を参考に早い段階で切り抜きのスキルをマスターすることをおススメします。
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ベースとなる写真によって切り抜きのやり方は変わってくる
さて、「人物の切り抜き」と一言で言っても実は色々な方法があることをご存じでしたか?例えばこちらの写真を切り抜く場合と、
こちらの写真を切り抜く場合、
二つとも同じ人物画像ですが、前者と後者の違いは「細かな髪の毛の有無」です。また、後者は髪の色と背景が同化している部分もあり、難易度は高くなります。ではそれぞれやり方を説明していきます。
「細かな髪の毛」が無い、少ない切り抜きのやり方
まずは「細かな髪の毛」が無い、簡単な切り抜きからです。
STEP1:画像を用意する
今回はPhotoACさん(http://www.photo-ac.com/)の画像を使わせていただきます。先ほども掲載したこちらですね。
STEP2:Photoshopで開き、「背景」をレイヤーに変える
次にベース画像をPhotoshopで開きます。
そして「背景」をレイヤーに変えます。
これで切り抜き前の準備が完了します。
STEP3:選択ツールを選択し、「クイック選択ツール」を選ぶ
ここから切り抜き作業を行っていきます。まずは選択ツールから「クイック選択ツール」を選択してください。選択ツールを長押し(長くクリック)すると選べるようになります。
STEP4:人物部分をクイック選択ツールで選択していく
では人物部分をクイック選択ツールで選択していきます。最初は人物部分をクリックしていくだけでOKです。
大体こんな感じでOKです。
でもよくよく見ると手のあたりや、右肩の上あたりなどの選択したくない部分も選択してしまっています。なのでここは拡大をして、「ALTキー」+「クリック」で選択解除の作業を行っていきます。選択ブラシのサイズは“「”で縮小、“」”で拡大です。これでサイズ調整しながら選択解除をしていきます。
小さいサイズのブラシでカチカチ選択解除していくとこのような感じになります。これでかなり大雑把ですが選択そのものは完了しました。
STEP補足:切り取る!
合成時の写真サイズが小さい場合や、光彩(外側)で加工する場合などはこれで切り取り完了してしまっても大きな問題は無いかと思います。プロのデザイナーの方にとっては許されないかもしれませんが、短時間でそこそこ高品質のバナーを入手したいアフィリエイターにとっては実はこのレベルで十分だったりします。
選択をした状態で「Ctrlキー+C」をし、そのまま「Ctrlキー+V」をするとこのように画像が切り取られます。
この品質じゃ納得いかん!という方は次のステップに進んでください。
STEP5:選択範囲の微調整をする
より高品質な選択をする場合は、選択範囲を調整していく必要があります。今の現状、黒を背景にするとこんな感じです。
白のボヤボヤが残っていて、切り取り画像として完璧ではありません。これを調整してきれいにしていきます。切り抜く前のSTEP4の状態に戻ってください。そしてメニューバーから「境界線を調整」をクリックします。
境界線を調整の画面が出たら、表示モードから「白黒」を選んでください。
こうすると選択されている部分が白で表示され、それ以外が黒で表示されます。かなり曖昧な選択になっていることがわかりますね。
では次に「表示モード」に戻って、一度「レイヤー上」に変更します。
この状態で「スマート半径」を選択して、大きさを調整します。
そして背景黒にした時に見えていたボヤボヤしていた部分をなぞっていきます。
このような具合で大分ボヤボヤした部分が無くなりました。また、元の画像のサイズが小さいと切り抜きにも限界がでます。今回は小さいサイズを選んでしまったので、細かく調整してもボヤボヤ部分はわずかに残ってしまいました。切り抜きをするときは出来る限りサイズのデカい画像を使うようにしましょう。
そしてここからさらに微調整をとるので、境界線を調整画面で、「出力」の「出力先」から「レイヤーマスク」を選択して、最後にOKをクリックします。
するとこのように切り取られて表示されます。
レイヤーマスクの機能が働いているので、そう見えるだけなんですけどね。この機能便利です。
でもよくよく見ると…
このように切り取られすぎている箇所があったりします。こういう箇所を調整していきます。
ここではレイヤーマスクの機能を使って、切り取られすぎたところを「白色」で塗り、復活させます。
最後はレイヤーマスクの機能を最大限フル活用して、調整を続けていきます。よくよく見ると、不必要に浅く切り取られている箇所があったりするケースが結構あります。なのでそういう場合はレイヤーマスクで「白色」を使って塗りつぶして復活させるという作業が必要になりますね。
この作業を終えれば切り抜きは完成です!
「細かな髪の毛」が有る、多い切り抜きのやり方
細かな髪の毛まで切り取る必要がある場合は「境界線を調整」をさらに上手に活用していく必要があります。
今回の素材はこちらです。
普通に切り取るのは不可能なこの写真ですが、「境界線を調整」を使うとかなりキレイに切り取ることが出来ます。
以下、前述のSTEP1と、STEP2は飛ばして解説していきます。
STEP1:ペンツールを使って、大雑把に囲む
まずはペンツールで囲んでいきます。髪の毛のエリアは大雑把でOKなので囲んでいきましょう。
ペンツールで囲んだあとは右クリックをして「選択範囲を作成」で選択範囲を作ります。
数値は気にせず、そのまま「OK」をクリックしてください。
するとこのように選択されます。
STEP2:「境界線を調整」を使う
ツールを「選択ツール」に変更するとメニューに「境界線を調整」のボタンが現れるので選択します。
表示モードを「白地」へと変更。
ここからブラシでふわふわしている髪の毛をなぞっていきます。
こんな感じでどんどんなぞります。「境界線を調整」の機能恐るべしですねこれは。
もやもやしている部分は「エッジをシフト」をマイナス方向に調整することで消していくことが出来ます。
「境界線を調整」で大体このくらいまで切り取ることが出来ました!
まだ背景が残ってしまっているので、レイヤーマスクで調整していきます。
レイヤーマスクを選んでOKをクリックしてください。ここからは地味にコツコツ調整していきます。レイヤーマスクなので前述の通り「黒」で塗ると消えて、「白」で塗ると元に戻ります。調整して、ここまで仕上げていきます。
さすがにちょっと色味が残ってしまっていますね…。残念ながらここから先の切り抜き法がわからずで無理やり合成しました(汗 でも背景次第でこれくらいならごまかせそうです(笑 ここから先、完璧に切り取る方法を知っている方がいたら是非教えてくださいm(_ _)m
まとめ
いかがでしたでしょうか?切り抜きにも色々な方法があって、今回ご紹介したものは一部にすぎません。切り抜きは本当によく使うので、これから新しい方法に出会う度にフォトショップカテゴリでご紹介していこうと思います。
アフィリエイターにとっては切り抜きのスキルがあるだけで本当にマネタイズの幅が広がるので、食わず嫌いをせず、まずは取り組んでみることをおススメしたいですね。
しかし、最後の画像の完璧な切り抜きってホントどうやってやるんでしょうか…汗 気になります。
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